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さて今回は、ビル内の飲料水の赤水(さび)対策についてお話しさせていただきます。
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現代社会において、ビルやマンションなどの高層建築物での飲料水の品質は、入居者の健康や生活の快適さに大きな影響を与えます。
その中でも特に問題となりやすいのが、配管から発生する「赤水」の問題です。
赤水とは、主に鉄製の配管内部で発生するさびが水に混ざり、赤や茶色に濁る現象を指します。
このような水を飲料水として使用することは健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、対策が必要です。
本記事では、赤水が発生する原因、対策方法、さらにその維持管理のポイントについて解説します。
赤水の原因
赤水の原因は主に配管の腐食によって引き起こされます。
ビルやマンションで使用される配管は、特に築年数の経過とともに劣化が進行しやすく、次のような要因が考えられます。
・鉄製配管の老朽化:
鉄製の配管は比較的安価で耐久性が高いため、過去に多く使用されましたが、時間の経過とともに内部が腐食しやすくなります。
・酸性水の影響:
水質が酸性の場合、配管の腐食を加速させることがあります。
・水の滞留:
長時間水が流れない状態が続くと、配管内でサビが発生しやすくなります。
・配管素材の不適切な選定:
適切な防食処理が施されていない配管は、短期間で腐食が進行する可能性があります。
赤水の対策方法
赤水を防ぐためには、根本的な原因に対処することが重要です。
以下に代表的な対策方法を紹介します。
・配管の交換:
最も効果的な方法は、鉄製配管を腐食に強い素材へ交換することです。特に、ステンレス鋼や塩ビ配管(PVC)などの耐腐食性の高い材料を使用することが推奨されます。
・防食処理の実施:
既存の配管に対して防食塗料を塗布することで、腐食を防ぐことが可能です。また、配管内部に特殊なライニングを施す方法も有効です。
・定期的な洗浄:
配管内のサビや汚れを定期的に洗浄することで、赤水の発生を抑制できます。特に、水の滞留が発生しやすい箇所は重点的に清掃を行うことが重要です。
・水質の調整:
水の酸性度を調整することで、配管の腐食を抑制することができます。特に、水質が酸性に傾いている場合は中和装置の導入を検討しましょう。
維持管理のポイント
赤水対策は、一度対策を行っただけで終わりではなく、継続的な管理が重要です。
以下のポイントを押さえて、効果的な維持管理を行いましょう。
・定期点検の実施:
専門業者による配管の点検を定期的に行い、早期に問題を発見することが大切です。
・水質検査の実施:
水質を定期的に検査することで、赤水の発生状況をモニタリングできます。
・記録の管理:
点検や修繕の履歴をしっかりと記録し、次回の対策に活用しましょう。
まとめ
ビル内の飲料水における赤水問題は、建物の老朽化や配管の劣化によって発生することが多いですが、適切な対策を講じることで防ぐことができます。
配管の交換や防食処理、水質調整などの具体的な対策を行うとともに、定期的な点検や検査を欠かさず行うことで、安全で清潔な飲料水を供給し続けることが可能です。
ビルの管理者として、赤水対策にしっかりと取り組むことは、入居者の健康と安心を守る重要な責務と言えるでしょう。
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