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さて今回は、ビル内の上水(飲料水)の衛生管理についてお話しさせて頂きます。
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ビルの中で使用される上水(飲料水)は、私たちの健康に直接関わる大切なものです。
水道局から供給される水は、安全基準を満たした状態で建物へ送られますが、ビル内の貯水槽や給水管を経由することで水質が劣化する可能性があります。
そのため、適切な衛生管理を行わなければ、安全な飲料水を維持することはできません。
本記事では、ビル内の飲料水の水質管理の重要性について解説します。
1. 貯水槽の衛生管理の重要性
ビルでは、安定した水供給のために「貯水槽」(受水槽・高置水槽)が設置されることが多くあります。
貯水槽は水を一時的にためる設備ですが、管理を怠ると、次のような問題が発生する可能性があります。
汚れの蓄積:
貯水槽の内部に汚れやサビがたまると、水質が悪化し、異臭や濁りの原因になります。
細菌の繁殖:
適切に清掃・消毒がされていないと、大腸菌やレジオネラ菌などの細菌が繁殖し、健康被害を引き起こす恐れがあります。
異物混入:
貯水槽のフタが破損していたり、密閉性が低かったりすると、虫や小動物が入り込む可能性があります。
このような問題を防ぐために、貯水槽は年に1回以上の清掃・点検が法律で義務づけられています。
また、貯水槽の状態を定期的に確認し、異常があれば早急に対処することが重要です。
2. 給水管の点検と維持管理
ビル内の給水管は、長年使用しているうちに劣化し、サビや汚れが内部に蓄積することがあります。
これが原因で、以下のような問題が発生することがあります。
赤水の発生:
サビが水とともに流れ出し、水が茶色く濁ることがあります。
異臭や味の変化:
配管内の汚れが原因で、水の味やにおいが変化することがあります。
水圧低下や詰まり:
汚れの蓄積により、給水管が詰まりやすくなり、水の流れが悪くなることがあります。
これらを防ぐために、定期的に配管の点検や洗浄を行い、老朽化した配管は適切に交換することが必要です。
3. 水質検査の実施
ビルの管理者は、水質を常に良好な状態に保つために、定期的な水質検査を実施する必要があります。
水質検査では、以下のような項目を確認します。
色、濁り、臭い、味:
異常がないかをチェックする。
残留塩素濃度:
消毒効果が適切に保たれているかを確認する。
細菌の有無:
大腸菌やレジオネラ菌などが検出されないかを調べる。
水質検査を怠ると、水が汚染されていても気づかずに利用者が健康被害を受ける可能性があります。
定期的な検査を行い、安全な水質を維持することが求められます。
4. まとめ
ビル内の飲料水を安全に保つためには、貯水槽や給水管の適切な管理、水質検査の実施が不可欠です。
水の衛生管理を怠ると、異臭や濁りが発生するだけでなく、深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。
建物の管理者は、定期的な点検と清掃を徹底し、安全な飲料水を利用者に提供できるよう努めることが重要です。
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