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ビル管理において、飲料水の水質管理は非常に重要なポイントの一つです。
人々が安心して水を使用できるようにするためには、定期的な水質分析を行い、安全な水の供給を確保する必要があります。
本記事では、給排水や衛生設備の保守点検の観点から、
ビルで使用される飲料水の水質分析
について詳しく解説します。
1. 飲料水の水質分析が必要な理由
ビル内の水道水は、建物内の貯水槽や配管を経由して供給されます。
そのため、水道局から供給される段階では安全な水であっても、ビル内の設備によって水質が劣化する可能性があります。
主な要因として以下のようなものが挙げられます。
・貯水槽の汚れや異物の混入:
貯水槽が適切に清掃されていないと、藻類や微生物が繁殖しやすくなります。
・配管の老朽化:
古い配管から錆が発生し、水の色や味に影響を与えることがあります。
・水の滞留:
使用頻度が低い配管では水が滞留し、雑菌が繁殖しやすくなります。
このような問題を防ぐために、定期的な水質分析が必要になります。
2. 水質分析の主な項目
水質分析では、厚生労働省が定める「水質基準」に基づいて、以下のような項目を調査します。
・一般細菌・大腸菌:
人体に害を及ぼす可能性がある細菌の有無を確認
・残留塩素:
適切な消毒が行われているかどうかを測定
・pH値:
酸性・アルカリ性のバランスを確認
・濁度:
水の透明度を測定し、異物の混入をチェック
・鉄・マンガン:
配管の腐食などによる影響を調査
・臭気・味:
異臭や異味の発生がないかを確認
これらの分析結果によって、水質の安全性を評価し、問題があれば早急に対策を講じます。
3. 水質管理と保守点検のポイント
ビルで安全な飲料水を維持するためには、以下のような定期的な点検・メンテナンスが不可欠です。
(1) 貯水槽の清掃と点検
貯水槽は年に1回以上の清掃・点検が義務付けられています。
特に、異物の混入や汚れが蓄積しないように定期的なメンテナンスを実施し、消毒作業も欠かせません。
(2) 配管の点検と更新
配管の老朽化により、錆や劣化が進むと水質に悪影響を与えるため、定期的な点検が必要です。劣化が進んでいる場合は、適切なタイミングで更新を行うことが推奨されます。
(3) 残留塩素の測定
残留塩素濃度は、消毒の効果を維持するために適切な範囲(0.1~1.0mg/L)である必要があります。
濃度が低すぎると細菌の繁殖リスクが高まり、逆に高すぎると水の味や臭いに影響を与えます。
(4) 緊急時の対応計画
水質に異常が見られた場合、すぐに適切な対応を取れるように、緊急時のマニュアルを整備しておくことも重要です。
例えば、代替の給水方法の確保や、専門業者との連携体制を整えておくことで、迅速な対応が可能になります。
4. まとめ
ビルの飲料水の安全性を確保するためには、定期的な水質分析と適切な保守点検が不可欠です。
貯水槽や配管の清掃・点検を怠ると、水質の劣化や健康被害のリスクが高まります。
日頃から水質管理を徹底し、安全で安心な水を提供できる環境を維持しましょう。
専門業者と協力しながら定期的な検査・点検を行い、快適で安全な環境を維持していくことが大切です。
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