受水槽は月1回以上の定期点検が必要
本来であれば毎週1回以上の実施が望ましいのですが...。
まずは外部点検のポイントをご説明します。
受水槽の大部分はFRP製なので本体自体が腐食したり亀裂が入って漏水することはありませんが、本体の外部が汚れていないか、またマンホールの蓋は確実に密閉されて施錠されているかを確認しましよう。
そして次の点をチェックします。
1.
通気管やオーバーフロー管に取り付けてある防虫網に異常はないかを確認してください。
詰まっていたりしたら掃除が必要です。
2.
オーバーフロー管や水抜き管(ドレン管)の吐水口における排水口空間は適正であるかを確認します。
そして排水口空間の排水管の水受け容器近くで下水臭がしないかを確認してください。
もし下水臭がする場合は排水管の封水が切れ、汚水槽や下水道の有毒ガスが受水槽内に逆流している可能性があります。
点検の時は必ず封水を補給しましょう。
3.
オーバーフロー管から水がオーバーフローしていないか、また、その形跡の有無を確認しましょう。
もし形跡が認められる時は、内部点検でもボールタップに不調はないかを特に注意します。
4.
槽底部の水抜き弁を開いて、放流される水に濁りがなく、少しカルキ臭があることを確認して完全に閉じます。
水に濁りがあってカルキ臭も全然しない場合は、内部点検でも水の状態を念入りにチェックする必要があります。
内部点検のポイントは次のとおりです。
受水槽は地階配置が大部分なので、完全な移動用照明を用います。
1.
マンホールの蓋を開き、まずは槽内の水の状態を観察します。
水が透明であるか、水面に蚊などの小さい虫の死骸や水垢、その他の異物が浮いていないか、適度のカルキ臭がするか、受水中断中の水面高さが適切か、などをチェックします。
供給される水道水の状態によっては、槽内で塩素ガスが充満していることがあるため、いきなりマンホール内部へ顔を突っ込むことは避けましょう。10~20㎝ぐらい顔を離して点検するのがよろしいです。
2.
内部の壁面や底部の汚れ状態、電極棒式満減水警報装置の電極棒に水垢などが付着していないか。付着の程度やボールタップの状態などを点検します。
受水槽は維持管理を正しく行えば、ほとんどトラブルがないはずですが、水面に蚊などの死骸が浮いている場合は通気管などの防虫網が破れている証拠なので修繕しましょう。
受水槽で最も多いトラブルはボールタップの不調によるオーバーフロー、または受水量不足による異常低下です。
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