バルブの内部漏れは聴音器で発見する!

こんにちは。衛生設備・給水排水設備・水処理設備の清掃・点検・工事を行う会社、東京都葛飾区のゼンシン株式会社です。

今回はバルブの内部漏れについてお話しさせていただきます。

バルブを十分に閉め切っても、配管内の流動が完全に止まらない、つまりバルブの内部漏れを起こすことがあります。

皆さんもご家庭で経験されているのではないでしょうか。流し台や水道の蛇口(給水栓)を完全に閉めても、水がポトポト漏れることがありますよね。あれと同じです。

給水栓の水漏れやバルブの外部漏れは視覚で発見できますが、バルブの内部漏れは目視での確認は不可能です。

では、感触による方法はどうでしょうか。例えば給湯配管や給水配管ではバルブの閉止後、その上流側と下流側(流動を停止された側)の管に手で触れてみれば、温度差の程度によってバルブの内部漏れは確認できます。しかし、これらの配管は保温・保冷が施されているため触覚による方法も不可能です。

では、どのようにしてバルブの内部漏れを発見すれば良いのでしょうか。

それは聴覚によって確認できます。

バルブの閉止後にその下流川の管(保温されている場合は保温被履上)に耳に当てて、「チョロチョロ(蒸気配管ではシュウシュウ)」など、漏れ流れる音を確認します。

また、漏れがひどい場合は管に直接耳を当てて分かります。しかし、少しの漏れの場合は判明しにくいこともあります。従って、バルブの内部漏れの有無やその程度を調べるには、医者が患者を診断する時に使う聴診器と同じ機能を有する聴音器を用います。

聴音器を耳に挟み、検音端を下流側の管に当てることでその漏れ流れる音が拡大されて微妙な音まで聞き分けることができます。

このように聴音器で点検する場合は、下流側に全く漏れがない場合の雑音などをよく把握しておくことが肝要です。

しかし、いずれにしても聴音器は携帯に便利です。狭い場所や複雑な箇所などのバルブの内部漏れの点検のほか、モーターや機械の軸受の点検など、広範囲にわたって利用できます。

そして、バルブの内部漏れを発見した場合はバルブの分解清掃を行います。また、もしバルブの弁体や弁座に傷がついていたり腐食が生じていた場合は、バルブのすり合わせを行う必要があります。

バルブに内部漏れが生じる主な原因は、弁体の錆や、流体の成分が析出して生じたスケールやスラッジなどがバルブを閉じたときに弁座と弁体との間に挟み込まれ、そこに傷がつく場合。あるいはそれ自体にスケールやスラッジが析出、付着した場合などが考えられます。

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