配管系の点検や保全のポイントは管継手(くだつぎて)部とバルブにある!

こんにちは。建物の衛生設備や給水・排水設備の工事、メンテナンス、点検、清掃を行う、東京都葛飾区のゼンシン株式会社です。

揚水管系と排水管系で構成される上水の配管設備は、水漏れの有無やバルブの状態などを随時点検する必要があります。

配管設備においては揚水管や給水管といった主幹となる立て管はパイプシャフ内に配管されます。また、主給水立て管から分岐される給水枝管は横管として天井裏に配管されています。

このため、立て管系統はパイプシャフトの各階の点検口から。また、横管については各階の天井点検口から点検することことになります。

いづれにしても配管系の点検は主に目視による巡視点検で行います。

特に漏れを生じやすいのは、管継手の結合部分とバルブです。

管継手は、配管において流体の方向転換、流体の分岐、管の接続、バルブの取付座、管の膨張・収縮の吸収などの目的で行います。

管と管継手との接合方法としては、目的に応じて幾つかの種類があります。それは、フランジ式結合、ねじ込み式結合、突き合わせ溶接式結合、ユニオン式結合に大別されます。

保全作業の見地から、バルブの取付部や機器との接続部、そして、管の所定の長さごとに配管の取り外しが簡単に行えるよう、主にフランジ式結合が用いられ、細管の場合はユニオン式結合が用いられることもあります。

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