保全管理の方法

保全管理の方法

ビルの保全業務は管理上、

1事後保全
(BM:Breakdown Maintenance)
2予防保全
(PM:Preventive Maintenance)

の2つに分けることができます。

1. 事後保全

機器が性能低下したり故障で停止してから修理や整備を行い、運用可能な状態に戻す保全を言います。

また、事後保全は
①通常事後保全
②緊急保全
区別することができます。

①通常事後保全
管理上まったく予防的措置をとらないと決めた機械が故障などした時に、対処する事後保全を言います。
②緊急保全
日頃から予防的措置をとると決めた機械が故障などした時に、対処する事後保全を言います。

2. 予防保全

設備を常に良好な状態に保つため計画的に点検・整備、清掃、給油などを行う保全を言います。
設備の異常を事前に防止し、しかも経済的に無理のない保全です。
ビルの保全は原則として予防保全です。

また、予防保全は対処方法によって
①時間計画保全
②状態監視保全
大別されます。

①時間計画保全
スケジュールに基づいて予防保全を行います。
②状態監視保全
設備機器の使用状態の確認、劣化の検出、故障の位置の確認、故障に至る経過の記録などを目的とした予防保全です。 

-衛生設備の基礎知識