貯水槽掃除の留意事項
貯水槽内部の掃除は特に衛生面に配慮して行う必要があります。
以下の事項に留意してください。
1. 作業担当者は健康状態を十分に留意すると共に、概ね3ヵ月ごとを目処に健康診断を受け、健康状態が不良の場合は作業に従事してなならない。 |
2. 着用する作業着や使用器具などは、全てが貯水槽の掃除専用とする。また作業の前には作業着、使用器具などは全て有効塩素50〜100mg/ℓ濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒し、作業を衛生的に行う。 |
3. タンク内の排水作業は水の節約や排水時間の短縮を図るため、受水槽では揚水ポンプの電源を切り、槽内の残留水を極力少なくする。 |
4. 酸欠空気や塩素ガス対策として、換気ファンで十分なタンク内の換気を行う。 |
5. タンク内の照明による感電や高作業での転落などの事故防止を図り、槽内作業は安全確保の見地から、必ず2人以上で行う。 |
6. 掃除作業と併行して、以下をチエック・確認する ・上水水位が適切に維持されているか、槽内壁面の状況 ・補強用内部支持金具にゆるみがないか ・内面の損傷、劣化の状況また、ボールタップ、電極式水位制御装置、フロートスイッチ、揚水ポンプの吸い込み管やフロート弁など、槽内の各装置の点検を行い、必要に応じて整備、補修を行う。 |
7. 槽内の清掃作業と併行して、タンク周辺と貯水槽への異物侵入防止の点検・整備を行う。 |
8. 槽内壁面や底部に付着した汚れの除去は貯水タンクの材質に応じて行うが、通常は高圧洗浄機によるL型ガンのジェット噴射水で行い、必要に応じてタワシやブラシなどの手作業でも行う。 |
9. 清掃終了後、水道引き込み管内などに停滞水や管内のサビなどが流入しないように注意すると供に、洗浄に用いた水を完全に排除し、清掃によって生じた汚泥などの廃棄物は適切に処理しなければならない。 |
以上です。
こちらの記事もぜひご覧ください。