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防錆剤の注入要領【衛生設備豆知識16】

防錆剤(ぼうせいざい)の注入要領
【給排水・衛生設備豆知識16】

防錆剤(ぼうせいざい)の上水への注入方法は次の2通りに大別されます。

防錆剤としての防錆剤溶液、つまり液体のものを注入する場合は高置水槽(給水タンク)へ揚水ポンプ横に注入ポンプを附属した防錆剤溶液槽を配置します。これを揚水ポンプと連動させて注入ポンプで揚水管へ注入し、上水と混合されたものを給水タンクへ送る方法がとられます。

この溶液注入方法は設備も必要で方法も少し難しいことから、一般的には次の方法がとられます。

個体の防錆剤を給水タンクの中に沈めるか、または給水管の途中にステンレス剛製のフィーダーを取り付けて、このフィーダーに個体防錆剤を充填して用います。

そして、個体防錆剤は平均2カ月程度で残量が約1/3になります。残量が1/3になると効力が低下するので、薬剤の補給が必要になります。個体の防錆剤は液体のそれに比べると、給水量と完全に比例させるのが困難という欠点があります。

防錆剤の注入と管理に関する一切の業務を行える専門家を防錆剤管理責任者と言い、給水用の防錆剤の使用について十分な知識と機能を有する人です。

防錆剤管理責任者の資格要件は現在確立されてはいませんが、暫定措置として確定するまでは建築物環境衛生管理技術者の免許を持つ者とされています。

給水用防錆剤には国の定める種類と品質規格があり、その主成分から、リン酸塩系、ケイ酸塩系、リン酸+ケイ酸の混合系の3種類に限定されます。

さらに使用される形態からみて、常温において液体状と個体状に分けられます。

この規格は、飲用水に使用する給水防錆剤として安全性が確認され、それに基づく使用基準が策定されたことによるものです。

また、品質規格の遵守については、厚生労働省の生活衛生局に示されているとおり、日本給水用防錆剤協会が品質検査を行なって、品質規格適合品には証書を貼付します。

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